バニラ
VANILLA PLANIFOLIA JACKS

バニラ属はラン科に属しています。バニラは多年生つる性植物で、樹幹に巻きついて上に向かって伸び、20メートルにまで成長します。自然の中ではこの目立つ花の受粉をハチドリが行いますが、栽培によるバニラ棒は、たいてい人工授粉で生じたものです。
バニラ(Vanilla planifolia JACKS.)はメキシコ、中南米、そしてハワイ、フィジー、タヒチ、グアドループ、マルティニク、ジャワ、スリランカ、マダガスカル、モーリシャスなどの島々で栽培されています。かつてはブルボン島と呼ばれたレユニオン島に由来する有名なブルボンバニラは、バニラ特有の香り成分バニリンを3%まで含んでいます。バニラ棒は完熟する前に摘み取って発酵させた果実です。収穫時にはまだ香りがなく、まず酵素による加水分解でグルコバニリンからバニリンを遊離させなければなりません。
栽培と後の処理に費用がかかるため、バニラはサフランに次いで2番目に高価な香辛料になっています。その比類のない香りは香辛料としてだけでなく、香水製造においても高く評価されています。香水にはバニラと並んで、グアドループバニラおよびタヒチバニラ(Vanilla pompona SCHIEDE, Vanilla tahitensis J.W. MOORE)が使用されていますが、これらはバニラより香りが少し強いです。








